雨の日 [日常茶飯事]

今年は梅雨がなかなかあけない。線状降水帯や集中豪雨は困るけど、普通の雨はそんなに嫌いではありません。があまり長く続くとやっぱりちょっと嫌です。新コロのせいで(その前からやんか、という人もいるけど)相変わらずうちでゴロゴロしている。時々、ベランダに出て外の空気を吸う。ベランダの下は近所の小学校の通学路になっている。いつも下校時には大きな声できゃーきゃー喋りながら通るので、うるさいなぁー、もうちょっと静かにでけへんのかいなぁー、とオジンはちょっとイラっとします。しかし雨の日は子供らはやっぱりワイワイ大声でしゃべりながら通るのですが、みんなが思い思いの色や柄の傘をさして楽しそうに歩いているのを見てるとこちらもちょっとだけ気持ちが和みます。

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ということで近所の3コインショップ(300円ショップ?)でレインコートを買いました。500円て書いてある、えっ、300円ちゃうのん?横の女性用は300円です。男女兼用、185cmまでいけると書いてある。大きいからか?レジで、税込520円になります、と言われる。僕はポケットから500円玉と10円玉2枚を取り出しました。確かにスリーコインでした。よーし、これからは少々の雨でも散歩にいけるぞ。あっ、レインシューズもいるなぁ、うーん。(どんだけ暇やねん!)

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                 イラストはイメージです。

今回のBGMは2014年に亡くなったシンガーソングライターのジェシー・ウィンチェスターの最後のアルバム「ア・リーズナブル・アマウント・オブ・トラブル」から ‘ リズム・オブ・ザ・レイン ‘ です。この歌はカスケーズというグループで1963年(僕は15歳)にめっちゃヒットした「悲しき雨音」という歌のカバーです。

追記:この記事を投稿した後、知り合いの人から500円のレインコートは税込やと550円ちゃうか?と言われた。確かに500円やと消費税込みで550円です。でも僕は買った時520円を払ったと記憶している。家に帰ってからも、520円やったわぁー、と言った覚えがあります。お店に問い合わせてみると、やはり550円で販売させていただいております、過去に520円で販売した記録もありません。と言われた。うーん、僕の記憶違いか、520円で3コインでええオチや、思ったのに残念!なんか変やなぁーと気を使わせてしまった皆さんすいませんでした。


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ミルトン・グレイザーさんのこと [雑記]

先月の6月29日の朝日新聞の朝刊に「 I [黒ハート] N Y」のロゴで有名な米グラフィック・デザイナーのミルトン・グレイザーさんが91歳で亡くなった、という記事が出ていた。
ミルトン・グレイザーさんはイラストレーター・グラフィックデザイナーで1960年代から70年代に同じイラストレーターのシーモア・クワストさんらとニューヨークで「プッシュピン・スタジオ」というデザインスタジオを設立して、イラストレーションを中心にしたデザインで世界中で注目されていました。68年ごろ20歳のぼくは小さなデザイン事務所で見習いとして働いていた時、事務所のデザインの本で初めてミルトン・グレイザーやシーモア・クワストのイラストレーションを見て、えらいカッコええし、なにより面白いなぁー、こんなイラストレーション描きたいなぁー、と憧れていました。

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            そんなミルトン・グレイザーさんを描きました。

72年ごろ兄がやってたギャラリー「モリス・フォーム」を手伝ってた時、ペーパーギャラリー「ジャム・アンド・バター」という新聞を出そうということになりました。この新聞はイラストレーター、画家、写真家、ミュージシャンや詩人などいろんな人に四角い枠(ハガキより少し小さい)が描かれた用紙を送り、なんでも好きなことを描いて(絵でも字でも)送り返してもらい、それらをそのまま載せてしまおう、というものでした。それで何年か前に兄が訪問したことのあるニューヨークのプッシュピン・スタジオのミルトン・グレイザーさんとシーモア・クワストさんにも送りました。売れっ子の二人が返事をくれはるとは期待していなかったのですが、なんとふたりからサラサラと描かれた絵が送られてきました。ぼくらはもう、びっくりするやら感動するやらで大喜びしました。

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これがミルトン・グレイザーさんから届いた絵です。50年近く経っているので紙も灼けてしまってます。

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これはシーモア・クワストさんから届いた絵です。

実は74年ごろぼくはミルトン・グレイザーさんにあっています。その頃兄が少し関わっていた大阪にあったアメリカ文化センターにグレイザーさんが来られるというので連れて行ってもらいました。グレイザーさんはすごい大きな人で、その頃たぶん45、6歳のはずですが頭の方はだいぶ禿げてはりました。ぼくはその頃作ってた「ハローアゲン・タイムズ」という絵と手書き文字のチラシみたいな新聞を恐る恐る、こんなん、作ってます。と言って、グレイザーさんに見てもらいました。するとグレイザーさんは、お前は、シーモア・クワストが好きなんか、そら、ええこっちゃ!と言ってハグしてくれはりました(もちろん、実際は大阪弁やないし、英語ですが、通訳が兄なんで)。その時の写真があるのですが、急にハグしてきはったんで写真撮ってた兄もびっくりしたのか3枚とも全部ブレてました。
ミルトン・グレイザーさん、ありがとうございました。

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今回のBGMはミルトン・グレイザーさんがジャケットのデザインをしているポール・バターフィールドのレコード、「ベターデイズ」の中から’ プリーズ・センド・ミー・サムワン・トゥ・ラブ ‘ です。


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