図書館へ行こう!⑧ [本・音楽]

久しぶりの「図書館へ行こう!」です。まさか図書館が閉鎖されるようなことが起きるなんてちょっと前まで想像もできませんでした。今は僕の住んでる町でも閉鎖は解除され、入り口で手を消毒して、検温をしてもらい平熱であれば、1時間まで館内で過ごせます。そしてまた本やCDが借りられるようになって、よかったです。と言うことで今回は最近借りたアメリカの黒人と白人の女性ジャズ歌手のCDのことを描きました。

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1枚目はビリー・ホリデイの「レディ・イン・サテン」です。ビリー・ホリデイといえばアメリカ南部の人種差別を歌った「奇妙な果実」という曲が入ったアルバムが有名ですが僕には重たすぎてたまにしか聞けません。それから20年後の彼女が44歳で亡くなる前年(1958年)に録音されたのがこの「レディ・イン・サテン」です。この頃のビリー・ホリデイはもうアルコールや麻薬中毒で声は弱々しいし、かすれ気味やけどそれを振り絞るように歌っていてグッときます。

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2枚目はリー・ワイリーの「ナイト・イン・マンハッタン」です。1950年に録音された、ジャズ・ヴォーカルの名盤というと必ず入ってくるアルバムらしい。ジャケットは50年代ハリウッド映画みたいな写真でおしゃれなデザインです。リー・ワイリーはこの時42歳、ピアノやコルネットをバックにハスキーな声で小粋にゆったりと歌っています。まさに50年代のマンハッタンのナイトクラブです。行ったことないけど。(というか東京のナイトクラブも行ったことがない無粋な僕です)

ビリー・ホリデイとリー・ワイリー、黒人と白人、歌い方もまったく違うタイプのふたりですが、どちらも僕をいい気分にしてくれます。ということで今回のBGMはビリー・ホリデイの「レディ・イン・サテン」から’ アイム・ア・フール・トゥ・ウォント・ユー/恋は愚かというけれど’ です。


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