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「心のはなし 森英二郎+金森幸介』のこと2 (大阪編) [展覧会]

「心のはなし 森英二郎+金森幸介」の東京・人形町ヴィジョンズ での展示が大盛況のうちに今日4月27日に無事終わりました。来ていただいたたくさんの方々、ありがとうございました。そしていよいよ5月3日からは大阪にある「タンネ ・カフェ」での展示が始まります。大阪での作品の展示は久し振りです。タンネ は1967年に阪急宝塚線曽根駅前にできた喫茶店です。僕はオープンの日に行って以来ほぼ50年の付き合いになります。僕と幸介くんは20代、30代の頃は毎日のようにタンネ でダラダラと無駄話をして楽しく過ごしていました。ということで興味のある人は是非お立ち寄りください。画像をクリックすると大きくなります。

「心のはなし」タンネ ポスター.jpg

今は建て替えられてビルの一階になりましたが開店当時のタンネ は山小屋風の店で小さな庭があり、そこで珈琲を飲むのが好きでした。メニューのために何点か木版画を描きました。今でもその中の絵を使ってもらってます。

タンネ ・メニュー.jpg

それから特別展示として2015年の6月に人形町ヴィジョンズ での「子規と荷風」という展覧会のために描いた永井荷風の随筆「日和下駄」をテーマにした大きな版画(縦600ミリX横1800ミリ)も見てもらえる予定にしています。(スペースの都合で展示されない場合もあるかもしれませんがその時はごめんなさい)

日和下駄(部分)Blog & FB.jpg


ということで今回のBGMも歌詞集「心のはなし」の中に入っている曲から「ちがう言葉」です。ああっ、楽しかったあの頃に戻りたい! なぁ〜んてね。





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「心のはなし 森英二郎+金森幸介」のこと [展覧会]

           「心のはなし」.jpg
久しぶりのブログが展覧会のお知らせになってしまい恐縮です。昨年の10月から今年の2月にかけて金森幸介くんの『心のはなし』という歌詞集の全30曲に添える30枚の木版画を制作してました。限定500部で幸介くんのライブ会場だけで販売されるということです。30枚の版画がもうじき終わりそうになった頃、この歌詞集のデザインをしている日下潤一さんが、表紙をどうしようか迷てんねん、と言い、森さんの版画をそのまま貼る、いうのがいいかなと思てんねんけど、どうかな?と言う。僕はここ何年か毎年200枚くらいの年賀状を自分で刷って作っています。(もらった人の中にはあれを印刷やと思ってる人が結構いてはることが最近判明した、残念!)大抵は2色刷りで作っているので失敗も入れるとだいたい500回くらいは刷っている勘定になる、500枚刷ったらええねんやろ、出来るんちゃう、と言ってしまった。そして表紙の版画551枚(表紙に貼るときに失敗するので余分を50枚は欲しいと言う、ええい、もう、ついでに551枚に手彩色もしてやったぜ!ワイルドだろう!)を納めたのは3月の4日でした。

          「心のはなし」本.jpg
出来上がった本は500部しかない、と言うことは500人しかその中の私の絵を見ることができない。それはちょっと残念やんか、という訳でその歌詞集の版画で展覧会をしてもらえる事になりました。4月2日からです、もちろん本も買えますし、4月5日には金森幸介くんも来てちょっと歌ってくれます。場所は東京・人形町のヴィジョンズというギャラリーです。詳しくはこちらをご覧ください。
 https://visions.jp/exhibition/1625?fbclid=IwAR1V_PUr5AAKV1nVI5L4OjUY6lkfTJ1vxW4t3MJPu8DKUb9Lu7sMhNOhAyQ

それからやっぱり大阪の人にも見て欲しいという事で5月の連休の後半あたりから昔から世話になっている阪急宝塚線曽根駅前の喫茶店「タンネ 」でも展示をする事になりました。詳しいことはまた追ってお知らせします。

という事で今回のBGMは金森幸介くんの「心のはなし」の中にも入っている ’ P.S. Peace and Love ‘ です。



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展覧会のお知らせ [展覧会]

東京の南青山にスペースユイというギャラリーがあります。ぼくがはじめてユイに行った時は四畳半もないくらいの小さなスペースで、大阪時代の友達の土橋とし子さんというイラストレーターの小さな切手風の作品がいっぱい展示してありました。それからしばらくしてすぐそばの今の場所へ移転してずいぶん広くなりました。40歳で大阪から東京に出て来てどうやってイラストレーションの仕事をしたらいいのか何も考えてない僕に友人のK君が、それやったら、ユイで展覧会でもしたら、と言ってくれました。当時のユイでは画廊の中を二つに分けて2人の作家の展示を同時にやることができました。ぼくが一緒にやるひとは安座上真紀子さんという紙で立体のイラストレーションを作っている売れっ子のイラストレーターのひとでした。どうせ誰かと一緒にやるんやったらおしゃれな売れっ子のひとのほうがいっぱい見に来てくれてええんちゃう、というK君のアドバイスで決めました。テーマは「くんぺい」でした。大阪で飼っていた雑種の犬の名前です。オープニングパーティーのとき、安座上さんのほうには金髪の女性や、あっ、宇野亜喜良さんちゃうか!とかおしゃれな人がたくさん来てました。えっ、ほんまかいなぁ、これおもろいなぁ、ようけ、儲かってるんちゃうん、とか大きな声で喋ってるのはぼくの友人たちで、ギャラリーのオーナーの木村さんや安座上さんは眉をひそめていたにちがいありません。そんな「くんぺい」展のなかの絵です。この絵を見たある友人に、これどうみても東京から大阪へ帰ってる絵やなぁ、いつ帰ってくんのん!とイヤミを言われた。あいにくまだ東京におります。(この絵は今回の展覧会には展示していません)

           くんぺい東名高速.jpg


その後、ユイでは何度か展覧会をさせてもらいました。そして9月24日(木)から久しぶりに作品を展示することになりました。こんどは堂前守人さんという陶芸の人といっしょです。( 堂前さんの素敵な陶器を見に来られるたくさんの人に見てもらえるのでええんちゃう、って26年前と同じやり方か?)。 陶器の土と木版画の木で TEXTUREー土と木とー というテーマです。土と木と、と言うテーマなのに僕の絵はここ15年くらいの絵の中から「水」が描かれている絵(新作もあります)を展示しています。なんでやねん!とつっこまんといて。べつに意味はないんです。くわしくはこちらまで http://spaceyui.com

           jpg土と木とDM.jpg
  
    ということで今回のBGM は ジョン・リー・フッカーで “ドント・ルック・バック”です。



「子規と荷風」展のこと [展覧会]

二十数年前、大阪から東京に引っ越してきて初めての連載の仕事は雑誌「東京人」で川本三郎さんの「荷風
と東京」の挿絵でした。その少し前、ある雑誌に川本さんの文章に木版画でイラストレーションを描いたと
ころ、その絵を見た川本さんが、来年から始まる連載に絵を描きませんか、といっていますと「東京人」の
編集部から電話があった。ぼくのような無名のイラストレーターの絵を気に入ってもらって連載の仕事を依
頼されるなんて、さすが、東京や!と大喜びしました。毎月原稿に書かれてくる東京の町はもうないけれど
、ちょっとでも当時の気分が感じられたらええなぁ、と思って毎月取材に出かけるのは楽しかった。荷風と
いえば「濹東奇譚」が有名で、そんなこともあってか取材に行くのは下町が多く、東京は世田谷あたりしか
知らなかったぼくは浅草や玉ノ井なんて、えらい遠いとこやなぁ、と思いました。ぼくにとっての玉ノ井と
いえば滝田ゆうの「寺島町奇譚」です。「ぬけられます」です。実際に行ってみるとあの頃の建物やどぶ川
はもうなかったけど、こんなとこぬけられるんかいな、という路地だらけでした。そんな取材で何度も来た
ことがある玉ノ井の近くに二十年後に住むことになるなんて思いもしませんでした。結局その連載は三年続
きました。下の絵は「東京人」連載時の挿絵です。

              荷風と東京 放水路.jpg


という訳で久しぶりに「子規と荷風」という展覧会をします。個展ではありません。浜野史子さんという僕
よりもずっと若い気鋭のイラストレーターとの二人展です。浜野さんが子規のことを描き、ぼくが荷風のこ
とを描きます。企画した古い古い友人の日下潤一さんの、大きい絵を描いてほしい、という命令で今まで描
いたこともない大きい木版画を作りました。二十数年前、「東京人」で連載していたときの挿絵も全部展示
します。6月17日には古い古い友人のシンガーソングライター金森幸介さんがこっそりタダで歌ってくれ
ます。20日には関川夏央さんをゲストに迎えてトークショーもあります。下の絵は今回の展覧会のために
描いた大きい絵の一部です。

           子規と荷風.jpg

詳しくはこちら http://www.visions.jp/ex/3616.html

ということで今回のBGMはスティーリー・ダンの ' ドゥ・イット・アゲイン ' です。



「絵と本」という展覧会 [展覧会]

僕の古い古い友人の日下潤一君が「絵と本」というタイトルの個展をします。2013年1月23日(水)→29日(火)場所は神保町の「スタジオイワト」という所です。40人の絵描きさんがそれぞれ顔の絵を描き、それで小さな冊子を何冊か作ると聞いてます。僕も「この人がいなかったら今の私はいない」という人(母なんですけど)を描きました。しかしその人はもう40年も前になくなっているし、写真もあまりないので思い出して描こうとしたのですがあまりよく思い出せませんでした。しかたなく僕の顔がおばあさんになったところを想像して描いたらけっこう似てました。あたりまえか。

           
           日下君と犬.jpeg


それから日下君の個展の会期中に僕たちのこれまた古い古い友人のシンガーソングライターの金森幸介君が大阪からやって来てスタジオイワトでライブをします。25日(金)はカバーソングばかりをうたい、26日(土)は自分の歌をうたうらしい。興味のある人はスタジオイワトのホームページを見てみて下さい。他にもライブがありますから。ライブの予約・問い合わせ haru@jazz.email.ne.jp ✆08054523165

             
           幸介ライブ.jpeg


     ということで今回のBGMは、ジェームス・テイラーの "ユー・ガッタ・フレンド "で決まりやな。


大ヒット開催中!!! [展覧会]

吉祥寺・トムズボックス[はんこ百個展]大ヒット開催中!なんて書くとほんまはヒットしてない映画の宣伝文句みたいですが、ほんまにたくさんの人に来てもらい、はんこもいっぱい買っていただきありがとうございます。さすがにみなさんぼくのことを解ってはるようで百個展!や言うて71個しかないやんけー!などと厳しいツッコミを入れてくる人もなくホッとしました。      
   
            
            thank you.jpg

  
がやっぱり少しでも100個に近ずけなあかんと思い会期中ではありますが追加のはんこを作って展示します。もう見たで!という方はもう一度、まだ見てないわー!という人は急がないと欲しかったあのはんこが売れてしまいまっせ。という事であと10日です。みなさん見にきてや〜。ほんま!

              では新しく作ったはんこをちょっとだけよ。

ハンコ2.jpg




はんこ百個展 [展覧会]

来年1月に展覧会をやります。今回のテーマは[はんこ]です。ゴム版に絵を彫り、木の台にくっけた世界に一つだけのはんこをいっぱい(目標は100個)作って展示販売します。はんことして役に立つものもあれば、こんなんどう使うねん!というものもあります。まぁ、カードや手紙の隅にでも押して楽しんでもらえたらと思います。もちろん絵として飾っておくのも”ええよー”。

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森英二郎の[はんこ百個展]
1月6日(金)〜31日(火)吉祥寺のトムズボックス http://www.tomsbox.co.jp/です。
みなさん是非見に来て下さい。 

スマイル展 [展覧会]

毎年夏に銀座のクリエイションギャラリーG8でTIS(東京イラストレーターズソサエティ)が行っている展覧会の絵です。今年のテーマは「スマイル」です。

           スマイル.jpg

それでスマイルマークを思い出そうと落書きをしていたらこんな絵が出来たのでそれを拡大してそのまま木版画にしてみました。そのせいかいろんな人に、いつもと感じが違うね、と言われました。ぼくはけっこう面白かったし気に入ってますねんけど。

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