2023春一番のポスター

 今日、2023年4月15日「2023春一番」のポスターが届きました。感無量である。
 2020年、もう最後の「春一番」にするわ、とプロデューサーの福岡風太から電話をもらい、それやったらと、僕は70年代から始まったこの「春一番」という野外コンサートにずっと出ていたけれど今はもう天国に行ってしまったミュージシャンたちが空に浮かんでいる絵を描きました。けれど結局コロナのためにこの年のコンサートは中止になってしまいポスターは幻になってしまいました。あれから3年、今年の1月17日に風太が、今年はやるよ、またポスターの絵頼みます、よろしく、と言ってきた。
これで最後や、とは言わなかった。
 久しぶりの「春一番」の絵をどうしようかなと考えてる時、ポスターをずっと一緒に作ってきたグラフィックデザイナーの日下くんが、もう、ミュージシャンも野外音楽堂の風景もいっぱい描いてるし、直接関係ないけど、阪急電車と曽根の街の風景はどない?と言った。えっ、阪急電車、曽根?面白いかも、と思いました。そこはずっと僕が暮らしてきた町である。が、そんなんで「春一番」の絵としてどう描いたらええねんやろ!と悩んでいる時、ふっと昨年亡くなった中川イサトさんの「プロペラ市さえ町あれば通り1の2の3」という歌が頭に浮かんだ。そう言えばイサトさんもこの歌の歌詞を書いたKINTAさんも風太もコースケさんや日下さんやたくさんのミュージシャンがこの阪急電車に乗ってたやん。ということで、それからずっと、プロペラさえあれば、プロペラさえあれば・・・阪急曽根駅前から服部緑地公園まで、ひとっとびです、と歌いながらこの絵を描きました。ほんま。

           2023春一番ポスター_0410入稿のコピー.jpg

コンサートに興味あるわぁ、どんな人がが出てんねやろ、行ってみたいなぁ、いう人はこちら。
https://haruichiban2023.jimdofree.com


               これは2020のポスターです。
               2020春一番ポスター.jpg

今回のBGMもやっぱりKINTAさん作詞、中川イサトさん作曲「プロペラ市さえ町あれば通り1の2の3」です。このコンビには他にもいっぱいええ曲があり、今回はもう一曲「夕立ち」という歌もずっと聴いてました。



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思い出のクリフォードのこと [本・音楽]

 友人のグラフィック・デザイナーの日下潤一さんの後を継いで赤波江春奈さんが社長になったビー・グラフィックスが出している「オリジナリ」というフリーペーパーに「思い出のクリフォード」というコーナーで絵と短いコメントを載せています。日下さんに、外国人でも日本人でも好きなミュージシャンのポートレートを描きませんか、と言われ面白そうなので始めてもう5回になりました。せっかくなのでそのページをそのままここに載せることにしました。「オリジナリ」では他にも作家の関川夏央さんや脚本家の西岡琢也さんのコラム、イラストレーターの伊野孝行さんの映画の話などの連載や毎回の特集ではグラフィックデザインのいろんなことが載っています。そう言えば僕が初めてミュージシャンの絵を描いたのは22、3歳の頃、日下さんが出していたミニコミ紙に描いたアメリカのロックバンドのザ・バーズやったことを思い出しました。
興味のある人はPDF版
https://bgraphix.com
のメニューから「Originally」で見ることができます。

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           思い出のクリフォード・加川良.jpg

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           思い出のクリフォード・石田長生.jpg

ということで今回のBGMは中川イサトさんの ’プロペラ市さえ町あれば通り1の2の3’ です。


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