散歩の途中 ㉔ [散歩]

 今年の夏はほんまに暑かった。さすがに9月も下旬ともなれば少しはましか、と思ったけど昼間はやっぱり暑い。そういえばちょっと前までは「夕涼み」といって夏の日の夕方、涼しい風にあたりながら庭先やベランダなんかに出てボーッとタバコを吸ったりしてたけど(15年前までは喫煙者であった)、最近はあまり聞かないような気がします。今年の夏なんかは夕方でも散歩しようものなら熱中症の危険があるし、夜寝るときも窓を開けて網戸で寝ようと思っても熱中症の危険があるので老人もクーラーを使いましょう、とか言われる、熱帯夜である。いったいいつ頃から「熱帯夜」というようになったのかなぁ、「夕涼み」と言わなくなった時期と重なるような気がします。ということで珍しく涼しかったので夕方から散歩に出かけることにしました。向島から言問橋を渡り、隅田川沿いを浅草に向かって歩きました。もう空は暗くなり始めています。前方のいつも明るいうちに見ている吾妻橋がびっくりするくらい赤くライトアップされていた。えらい派手やなぁ、外国人観光客向けかいな。

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 たくさんの外国人や日本人のアベック(この言い方古いでぇ、といつも言われる)を見ながら吾妻橋を渡っていると、向こうに見える駒形橋もきれいな水色にライトアップされていました。昼の散歩もええけど夜の散歩もええなぁ(目の悪い私には足元注意やけど)、と思いながら家に帰りました。

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 ということで今回のBGMは麗蘭(RCサクセションの仲井戸麗市とザ・ストリート・スライダーズの土屋公平のブルース・ユニット)の「夏の色調(いろあい)」です。



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ちょっと仕事の話と散歩の途中 ㉓ [散歩]

  スポーツ報知の「すみだ地域コミュニティー紙」第3号が出ました。今回のテーマは墨田区の駄菓子屋さんということでいつも散歩で歩いている「キラキラ橘商店街」を駄菓子っぽく描きました。「散歩の途中」と「ちょっと仕事の話」の合併です。

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 私にはいくつか散歩コースがあります。そのひとつが鳩の街から東向島(玉の井)へ行くコースです。このコースは永井荷風の小説「濹東綺譚」や滝田ゆうの漫画「寺島町奇譚」の舞台になった所です。今では小ぎれいな住宅が立ち並んでいますが道の曲がり具合や路地の込み入り具合は昔のままです。もうちょっと頑張って土手の上まで行くと荷風が好きだった荒川の荒涼とした風景が見られます。そこから八広の街を抜けて明治通りに出ると「キラキラ橘商店街」が見えます。この商店街には佃煮屋や総菜屋におでんの具だけ売っている店とか散髪屋や本屋さんもあって懐かしい昭和の雰囲気が残っています。ちょっと前には老夫婦がやっていた、コッペパンだけのパン屋さんがあつたけど閉めてしまった、と思ってたら最近その場所で若い人がパン屋さんを始めたみたいです。そういえば前はシャッターがしまってたところにギャラリーができていたりして若い人たちが入ってきてるようで楽しみです。500メートルたらずの商店街の外れに今も駄菓子屋さんがあります。休みの日なんかには子供らが集まって店の中に入ったり出たりして楽しそうに遊んでいます。そこから十間橋通りを渡ったところに、たしか前は刃物の研ぎ屋さんやったところに新しいビルが建っていた。見ると一階の窓に瓦ぶきの庇が出ている、寿司屋か和食の店やろか、と思って入り口を見ると大きな木の看板に「押尾川部屋」と書いてあった。わぁ、家の近所に相撲部屋が出来るなんてめっちゃおもろいやん。調べてみると押尾川部屋の親方は元関脇の豪風で力士では矢後(やご)という人が幕下にいるようです。せっかく近所に出来た相撲部屋なんでこれから応援したいと思います。しかし幕下やとまだテレビ(地上波)では見ることできないんかなぁ、これからが楽しみです。

 こちらはその原画です。
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ということで今回のBGMはマイケル・ジャクソンの ’ オフ・ザ・ウォール ' です。どない?



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散歩の途中 ㉒ [散歩]

 いつもこのブログを見てくれてる人から、最近は絵がパラパラしてるのが続いてますね、と言われた(パラパラってなんやねん)。まあ、物とか橋とかぎょうさん描いてたからね。ということで久し振りに風景を描いてみることにしました。というても僕が描くので相変わらずパラパラですけど。
 ちょっと前のブログで隅田川に架かる橋をざっくり描きましたが、僕の住んでる押上辺りには他にも大横川、北十間川、横十間川、旧中川など小さな川(運河)がいくつもあります。そんな中でも旧中川は空が広くて川面とも近くて気持ちがいいので好きな散歩コースです。スカイツリーができた頃、この川沿いを散歩してるとき、1枚目の絵のところではスカイツリーは僕の左肩の後ろの方に見えています。そのままぶらぶら川沿いを15分ぐらい歩いて3枚目の絵のちょっと先に行くと、あら不思議、左後方に見えてたスカイツリーが左前方に見えるじゃ、あーりませんか!どうゆうこと?なんか狐につままれたみたいな気分です。そしてしばらく考えてわかりました!この旧中川は蛇のようにグニャグニャ曲つているのだ、そしてスカイツリーは634mとめっちゃ高いからでした。なんかあの、実際は4本の煙突が立っているのに見る場所によって3本に見えたり2本に見えたりするという「おばけ煙突」を思い出し、僕はこれを「おばけツリー」と呼んでます。僕だけですけど。

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 ここから僕の旧中川散歩が始まります。川沿いの道はきれいに整備されてジョギング用の距離の数字も書いてあります。こちら側は墨田区で対岸は江戸川区です。


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 ここはこのコースのいちばんのお気に入り。前にも描いたことがあるなんかの倉庫みたいで、今回は正面から。このトタンのサビ加減がたまりません。もうひと棟あったのは取り壊されてしまったようです。ここもそう長くはなさそうです。

そういえば家の近所にもいまだにトタン壁の建物がいっぱいあります。以前、紙粘土でなんか作ろう、というテーマのグループ展に参加した時に作った「トタンの家」を参考までに貼っておきます。

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 次は前方に見える墨田清掃工場の煙突がダントツです。なんと200m以上もあり都内一だそうです。ここからもう少し行けば荒涼とした荒川に出ます。

 てなわけで今回のBGMはジミー・クリフの’メニー・リバース・トゥ・クロス’です。

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散歩の途中 ㉑ [散歩]

 散歩の途中「隅田川の橋」パート2です。パート1の時、若い(ぼくよりも)イラストレーターに「老人の趣味としてはいいんじゃないですか」なんて言はれたけれど、まぁ、ええわ、もうちょっと続けることにします。あの時は蔵前橋まででした。これからどんどん家から遠くなっていきます。
 まずは両国橋から新大橋、清洲橋、そして隅田川大橋まで。家を出て右にスカイツリーを見ながら、四つ目通りで錦糸町まで行き右折して今度は三ツ目通りに出る。この変な通り名にはどんないわれがあるのか知りません。それからどんどん走って東京都現代美術館の手前を右折して清洲橋通りで隅田川まで出て左折すると隅田川大橋である。ここまで6.2km、30分ですがこの辺りには坂道などほとんどないので楽勝です。しかしそれぞれの橋をスケッチしてからまた家までの帰り道は結構ヘトヘトです(やっぱり老人です)。

両国橋.jpg
両国橋

新大橋.jpg
新大橋

清洲橋.jpg
清洲橋

隅田川大橋.jpg
隅田川大橋 
 
 次は永代橋から中央大橋、佃大橋そして勝鬨橋まで。錦糸町の駅前を右折して京葉道路を清澄通りまで行き左折して森下駅前を右折して新大橋通りで隅田川を渡りそのまま新大橋通りを水天宮、茅場町、八丁堀を超えてどんどん行く。左にでっかい築地本願寺が見えたらすぐの交差点を左折して晴海通りをまっすぐ行くと勝鬨橋である。家からここまで8.7km、40分です。いくら坂道がないいうてももうめちゃくちゃしんどいです。

永代橋.jpg
永代橋

中央大橋.jpg
中央大橋

佃大橋.jpg
佃大橋

勝鬨橋.jpg
勝鬨橋

川べりに座ってそれぞれの橋をスケッチして家まで帰ったらやっぱりもうへとへとでした。老人の趣味にしてはちょっときついなぁ、と思いました。しかしまだあと東京湾とそれから吾妻橋から上流の橋やおまけの橋などあります。そのうちここに載せますのでお楽しみに。(できるかなぁ)


ということで今回のBGMはハンク・ウィリアムスの’アイム・ソウ・タイアド・オブ・イット・オール’ です。あゝしんど。

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散歩の途中 ⑳ [散歩]

 久しぶりに散歩の途中です。ますます酷くなるコロナ禍と暑さの中でも相変わらずダラダラと散歩してます。僕は散歩の時に音楽は聴かないのでいつもボーッと考え事なんかしながら歩いてます。最近は「イラストレーターてなんやろ?」ということをよく考えます(今ごろ?)。昔ラジオの深夜番組でリリー・フランキーがリスナーの「どうしたらイラストレーターになれますか?」という質問に「私はイラストレーターや!といえばいいんです」と答えてはりました。僕もまぁそんな感じでイラストレーターや、言うてたら、近所の喫茶店のマスターから「メニューになんかイラスト描いてぇー」とかバーをやってる中学・高校の同級生から「名刺とDMに絵を描いてくれへん」とか、「ぼくの出してるフリーペーパーに絵描かへん?」とか「今度レコード出すねんけど、絵描いてくれへん?」とか言われて「ええっ、ほんまにぼくでええのん?」と思いながら、タウン誌や小説誌の文章にイラストを描いたり、表紙の絵を描いたり、本のカバーやCDのジャケットの絵なんかを描いて今日までやってこれました。これはぼくの中ではもう奇跡です。というか僕に絵を頼んでくれる多くの人たちのおかげなんです。感謝、感謝、感謝です。
 ここまで書いてきて、「えっ、ぼく、引退?」自分史みたいになってるやん。違いますよ、僕はイラストを描く時、絵を描いてほしいと言う人がくれるテーマ(お題)にどう答えたら面白いかな、を考えます。まぁ、大喜利みたいなもんです。そんなぼくにお題を出してくれる人がいなくなったらぼくは何を描けばいいのでしょうか(知らんがな!)。
 ということで今日のテーマ「散歩の途中」です。えらい長い前フリですんません。最近は散歩で6000歩以上歩くと帰宅してから疲れがどっと出ます。それで自転車での散歩も取り入れることにしました。自転車ならもう少し遠くまでいけるので、それやったら隅田川に架かる橋をスケッチしょう、と思いました。そしていつか『隅田川と橋』で作品を作れたらええなぁ、と思いこれをぼくの「お題」にすることにしました。

吾妻橋.jpg
吾妻橋

駒形橋.jpg
駒形橋

まずは浅草の吾妻橋と駒形橋をスケッチしに行きました。家からは浅草通りで2.3㎞、11分です。

厩橋.jpg
厩橋

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蔵前橋

次は厩橋と蔵前橋です。2.9㎞、14分。厩橋は橋の端にあるなんというのか知りませんが、欄干の大きくしたようなところが鉄の鎧というか、牢屋みたいでかっこいいのです。

次回は両国橋から新大橋、清洲橋、永代橋あたりまででしょうか、どんどん遠くなり往復すると結構な距離になります。最後は東京湾かな。
この前、若い(ぼくよりもと言う意味)イラストレーターの友人の個展に行った時、「お元気ですか」と聞かれたので「うん、元気やで、散歩がてら自転車で隅田川の橋をスケッチしに行ってんねん、吾妻橋から順番に下流へ行ってんねんけどだんだん遠くなって帰り道ではへとへとや」と言ったら「それは老人の趣味としてはいいんじゃないですか」と言われ複雑な思いをしました。

ということで今回のBGM アル・グリーンの ‘テイク・ミー・トゥ・ザ・リバー ‘ で暑さを吹っ飛ばそうぜ!ほんまは懺悔の歌で、俺を川に落としてくれ!言うてるらしいけど。




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散歩の途中 ⑲ [散歩]

新型コロナウイルスのせいで不要不急の外出は自粛するように、と言われています。僕の散歩は究極の不要不急の外出やろなぁ。この前の3月の3連休の真ん中の土曜日に隅田川の桜堤へ行ってみた。桜はまだ7分咲きの感じでした。いつもはここに屋台や宴会や向島の芸者さんの茶店などが出て大賑わいなのですが、今はお花見の自粛で人は少ないかもと思って来てみたらけっこうたくさんの人が歩いていてレジャーシートを広げて宴会をしてるグループも何組かいました。ついでにいつものコースで浅草寺にも行ってみると、なんといつもとあんまり変わらず人がいっぱいでびっくりしました。こら、あかんと仲見世を雷門の方へ抜けようとしたら前から来る人に触らんように歩くのが難しかったので裏道を行きました。しばらくは不要不急の散歩は人の多い街中は避けようと思いました。
ところで僕のような老人の散歩に必要なことは何か、シューズ?これはまぁ普通のスニーカーでいい、ipod ? ぼくは散歩中に音楽は聞かない、サングラス?これは天気のいい日にはないと景色が真っ白になって見にくい、手ぬぐいは要ります、老人は汗かきですから。それからカメラにケイタイ(ガラケーやけどね)と財布、老人には何が起きるかわかりませんから。それでいちばん大切なのは、公衆トイレの場所をできるだけたくさん覚えておくことです。僕は何度も、もう、あかん!と冷や汗をかいてる時、トイレまで600メートルという看板を見つけて、よっしゃ、もうちょっとやと救われましたから。ということで今回は僕の大事な公衆トイレを三箇所紹介します。というか、公衆トイレの絵を描きたかっただけですけどね。

          猿江恩賜公園トイレ.jpg
ここは江東区の猿江恩賜公園の公衆トイレ。最近あたらしくなったみたい。散歩中にトイレに行きたくなったら公園を探すとだいたいあります。先日あまり知らない池袋の住宅街にある本屋さんのギャラリーに行った時、トイレに行きたくなって焦ってる時小さな公園があったので入ってみたけどトイレがなかって焦りました。墨田区は老人の街なのか以前住んでた世田谷区より公衆トイレが多いような気がします。

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ここは北十間川の福神橋際公衆トイレです。すぐそばにコンビニがありますが、僕はコンビニでトイレを借りるときはなんか買わな悪いなぁと思ってしまいます。買ってから借りるか、借りてから買うかはその時の状況によります。

           厩橋際公衆トイレ.jpg
これは隅田川の厩橋(うまやばし)西岸にある公衆トイレ。ちょっとオシャレ(?)すぎておっちゃんは入りにくい。隅田川沿いを散歩してる時にトイレに行きたくなったらそれぞれの橋のどちらかの際にトイレがある確率が高いです。参考までに。

ということで今回のBGMはジャマイカのレゲエシンガー、シュガー・マイノットの ’ グッド・シング・ゴーイング ’ です。早くいつもの散歩ができるようになって欲しいです。余談ですが、僕は散歩中に音楽を聞かないと言ったのは、散歩中は街の音や風の音を聞くためです、というようなもんではなく、やや難聴のためイヤフォンをして音楽を聴きながら歩いていると周りの音が全く聞こえなくなり、後ろから来る車や自転車に気がつかず危ない目にあうからです。


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散歩の途中 ⑱ [散歩]

自分のブログを見る。まだ HAPPY NEW YEAR 2020 なんて年賀状の絵が出てくる。いつまで正月気分やねん!と自分で突っ込みたくなる。これではアカン(別にええねんけどネ)と思い散歩に出ることにしました。もうとっくに二月やけどせっかく正月気分なので「浅草コース」にする。我が家から浅草方面に散歩に行くときは向島を抜けて桜橋へ出て隅田川を渡る。この向島に「めうがや」という足袋屋さんがある。暖簾には「御召 足袋」ガラス戸には「お誂え」と書いてある。いまどき足袋を誂えるって、さすが花街向島やなぁ。そういえば夕方この辺りで着物を着た芸者さんを時々見かける。黒塀の料亭もあるが僕には死ぬまで行けるチャンスはないやろなぁ、と思う。けど昼間のひと気のない向島の町は好きです。

           向島・めうがや.jpg

隅田川を渡って言問通りに出て観音裏から浅草寺の境内に入る。(ここまで4000歩超)もう二月やいうのに境内には人がいっぱいでした。なんか節分の法要でもあるのかお参りの行列ができている。それにしても外国人が多いなぁ、中国語みたいなんや英語みたいな言葉が聞こえてくる。この日は黒い制服を着た修学旅行らしい中学生もいっぱいいて、みんなとても楽しそうにはしゃいでいた。それを見てるとこっちもちょっと楽しい気分になりました。

           浅草寺・境内.jpg

仲見世を抜けて帰ろうと宝蔵門(仁王門)をくぐると外国の人がみんな門をバックに写真を撮っていました。そんな外国の人で着物を着てる人がたくさんいて、みんなえらい派手な柄の着物です。それが面白いので写真を撮ってたら、あのう、写真とってもらえますか?と洋服を着た日本人の女の子の二人組が声をかけてきました。あっ、いいですよ、どこ押すのん、ここでええのん? はい、そこです。じゃあ、いきますよ、バシャバシャバシャ? えっ、大丈夫?撮れてますぅ? はい、大丈夫です、ありがとうございました。と2人はにっこり笑っていきました。(実は僕はまだガラケーでスマホで写真なんか撮ったことがなかったのでほんまはちょっとドキドキしてましてん、若い女の子やし)なんか今日は気分ええなぁ。

           浅草寺・宝蔵門.jpg

仲見世を抜けて雷門をくぐって左に曲がり、吾妻橋で隅田川を渡り浅草通りをずんずん歩いてスカイツリーを左に見ながら十間橋通りに入ってちょっと行くと我が家です。(ここまで9000歩超)あー、今日はようけ歩いたし、ええ散歩やった。とイスに座ってテレビをつけるとちょうど「相棒」の再放送が始まるとこでした。やっぱり正月気分はまだまだ続くのであった。

今年最初のBGMは 大好きなシャーデーのアルバム『ストロンガー・ザン・プライド』から’パラダイス’です。






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散歩の途中 ⑰ アラカルト [散歩]

今年の夏は暑かった。と去年の今頃のブログでも書いていた。しかし今年の夏はほんま、死ぬほど暑かった。その証拠に今日(10月4日)もクーラーをつけている。今は、もう秋、なのに。(トワ・エ・モワか)
布団を畳んで押入に仕舞ってふと床を見ると5ミリぐらいの黒いゴミみたいなものが落ちていた。糸クズかなんかかなと思ってつまんで見て、やっぱり糸クズか、と思った瞬間その糸クズが動きよった。思わず手をはなし床に落ちたそれをよく見ると、クモやった。虫眼鏡で見ると黒いフワフワの足でこれは、タランチュラの子かもしれない、小タランチュラや。危険かもしれないので僕のグーグルちゃんで調べた。そしたらどうも、ハエトリグモのようである。このクモは家の中のダニやハエやゴキブリの卵なんかを食べてくれるらしい、昔から家のクモは殺したらあかんと言われている。僕の布団のダニを食べてくれてたんや、とそっと見てたらクモはゆっくり隣の部屋へ歩いて行きました。

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いつもは散歩の途中はコースの話ですが、この夏はほとんど散歩に行ってないので、今回は散歩の途中の好きなこと描いてみます。アラカルトです。近所の横十間川では最近カヌーに乗ってる人をよく見かけます。オリンピックのせいなのかなぁ。気持ち良さそうなのでいつか乗ってみたいなぁと思いました。下流の乗り場に行って調べたら、30分で小・中学生300円、高校生以上600円でした。安いのか、高いのかわかりません。70歳以上はどうなんやろ、乗せてもらえるんやろか。今年はもう10月中だけみたいです。

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京葉道路を渡ってすぐの道沿いに高さ1メートルぐらいの小さな祠があります。そこに25センチぐらいの、コンコンさんがいてはります。これがサイズも雰囲気も可愛いので横を通る時はいつも見てしまいます。

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散歩してるといろんな人とすれ違う。この前は亀戸天神の方へ向かう路地を歩いていると前から頭の上になんかグルグル回ってる筒みたいなものを背負った若者が歩いてきた。なんかヤバそうやなぁ、ゴーストバスターズみたいやな、と思いながらすれ違って振り返るとその機械に、Google Maps と書いてあった。ヘェ〜、あのグーグルマップのストリートビュウはこうやって誰かがほんまに歩いて世界中撮影してんのかと感心しました。ということは、ストリートビュウで亀戸天神裏のあの路地を検索したら僕が写っているかもしれないんや、いややわぁ、世界中の人に見られるやんか。で、あの路地がどこやったか思い出せない。

             グーグルマップ.jpg 

公園が好きである。あの人工的に作られた道や木々や広場の風景が好きである。最近は猿江恩賜公園に行くことが多い。夕方、木々の向こうのにジョギングをしている人の影が見えたり消えたりするのを見てるとマグリッドの森の中の乗馬の絵を思い出します。全然違うけど。

            猿江恩賜公園.jpg 

僕の住んでるこの町にはまだまだ踏切がたくさんあります。踏切を渡りながら真ん中あたりでつい立ち止まって線路の方を見てしまう。そんな時、加川良さんのラブ・ソングという歌を思い出す。
   ♪あのレールのずっと向こう どこまでいけるのかね〜 
    ほんとこの先僕は 何をすればいいのかね〜 
    落ちつかないんだぁ〜♪
あの頃からまったく成長してない自分に唖然としてしまうことがある。

             亀戸線踏切.jpg  

ということで今回のBGMは加川良さんのアルバム「アウト・オブ・マインド」の中の ‘ラブ・ソング ‘です。ところで最近、あるテレビの鉄道に関する番組を作っているという人から、加川良さんが大好きであのアウト・オブ・マインドのジャケットの上町線・姫松駅の絵について作者の森さんにお話を伺いたい、というメールがきた。あれは私の絵ではありません、と返事しました。なんでもネットで調べたということでしたが、ジャケツトにはちゃんと作者の名前が書いてあります。ちょっと前にも私の絵やとおもてる人がいたので、ここに書きました。あの絵は僕も大好きです。  

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散歩の途中 ⑯ [散歩]

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今年の夏は暑かった。身の危険を感じるほどだったので散歩は控えていました。そしたら散歩をしない癖が付いてしまい日々ダラダラと過ごしてるうちにあっという間に涼しくなっておりました。これではアカン (べつにええねんけどね ) と久しぶりに散歩に出かけました。いつものコース旧中川沿いを下流の江東区方面に向かって歩きました。この旧中川ではよく魚釣りをしてる人を見かけます。魚釣りと言ってもあのフィッシングベストを着て釣竿を振ってパーっと投げるやつ (なんて言うか知りません )みたいな本格的なものではなく、普段着のままで、散歩のついでにちょっと魚釣ってまんねん、みたいな感じなんです。それがのんびりした感じでいいんですけど。それで前からずっと気になってたんで、ゲームに夢中の子どもを自転車に乗せたまま魚釣りをしている若いお父さんに聞いてみました、何が釣れるんですか?

         
          ハゼ.jpg
ハゼです!今日はまだ釣れてへんのやろか、その若いお父さんはニコリともせずに教えてくれました。ハゼですか。そう言えば小学生の頃、父に連れられてよく武庫川 (やったと思う )に魚釣りに行っていた、その時釣ってたのがハゼやったことを思い出しました。釣ったハゼをどうしてたのか、食べてたんやろか?よく覚えていません。その後はあの餌のゴカイやミミズが苦手で僕は魚釣りにハマることはありませんでした。

今回のBGMはタジ・マハールの ‘ キャットフィッシュ・ブルース’です。キャットフィッシュはナマズのことらしいのですが、ハゼはちょっとナマズに似てるからええかな思てん。




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散歩の途中 ⑮ [散歩]

今頃の季節には気持ちがいいのでよく自転車でも散歩に出かけます。以前、世田谷区の経堂に住んでいた頃、時々多摩川まで自転車で行ってました。経堂から多摩川へ行こうと思うとあそこら辺は坂また坂でめっちゃくちゃしんどかったです。ところがいま住んでいる隅田川の東の墨田区や江東区はもともと海やったところを埋め立てているので真っ平らで坂がありません。どこまでも自転車でスイスイと行けます。スイスイと行けますからどんどん遠くへ行けます。東京湾までも、まだ行ったことはないですけど。当たり前ですがスイスイと遠くへ行ったら帰ってこなあきません(帰りたくなくてもです)。いくら坂がない言うても気をつけないと家に帰ったらヘトヘトになります。

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ということで今回の絵はいつもの散歩コースよりちょっと遠い墨田区の亀沢というところにある (あった)東京鉛(株)という会社の工場です。全面トタンの建物で初めて見たときにええなぁ!と思いました。今回もういっぺん見とこかなと思って行ってみたらスーパーのサミットになっていた。まぁ、しょうがないか。


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それと自転車なんで亀沢からもうちょっと南へ江東区の白河あたりまで行きます。そこに北十間川から分かれてきた大横川と隅田川と旧中川を結ぶ小名木川が交差するところがあります。運河と運河の交差点、ここも好きな散歩の途中の風景のひとつです。


      今回のBGMはサム・クックの ‘ ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム ‘ です。




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