テレビ三昧 その⑥ またまたまたプレミアムシネマ [日常茶飯事]

 終わりのない夏はええけど、終わりそうで終わらないコロナ禍はもうゴメンである。しかし最近は、不要不急とか外出自粛とか三密(壇蜜はええけど三密はあかん!言うてたのも今は懐かしい)とかの言葉はあんまり聞かんようになってきたので、そろそろ終わりが近いのかもしれない。甘いかな?。それで相変わらずテレビ三昧の日々が続いています。

 先日はBSプレミアムシネマで「突破口!」(1973年・アメリカ 監督ドン・シーゲル)を観ました。映画はニューメキシコ州の小さな田舎町で遊ぶ子どもたちのほのぼのとした日常風景から始まる。そこへ夫婦が乗った一台の車がすーっと銀行の前に停まる。パトカーから警官が近づいてきて、ここは駐禁やでと言う。すると足を怪我してて小切手換金するだけやからとギブスをはめた足を見せる。ほんならちょっとだけやでと警官は見逃してくれる。ドライバーの嫁さんを残してギブスの男(ウォルター・マッソー)が銀行へ入って行く。先に入っていた仲間と支店長を脅し警備員を殺して金を奪い逃走する。もう、ここまでで最高にかっこいい。彼らは田舎町の小さな銀行ばかり狙うケチな強盗なんですが、今盗んできた金が田舎の銀行ではあり得ない大金でびっくりします。実はこの銀行はマフィアの隠し金庫だったのです。と言うことで彼らは警察とマフィアの殺し屋(ジョー・ドン・ベイカー)の両方から命を狙われることになります。ここから最後のどんでん返しならぬでんぐり返しまで息もつかせぬ111分です。何回も観てても面白かったです。

           突破口!.jpg

 もう一本は「ジェシー・ジェームズの暗殺」(2007年 アメリカ 監督アンドリュー・ドミニク)です。この映画もやはり強盗の話ですが、こちらは合衆国史上もっとも有名なアウトロー、ジェシー・ジェームズ(ブラッド・ピット)と彼に憧れる20歳の若者、ロバート・フォード(ケイシー・アフレック)の話である。ジェシー・ジェームズは誰になぜ暗殺されたのか?がドキュメンタリータッチで静かに明かされていく。風景は美しい、西部劇なのにドンパチはほとんどない、俳優陣の抑えた演技、最初はなかなか入り込めなかったが最後の方は俗っぽい話になって面白く見ました。それにしても160分は長いと思いました。
          
           ジェシー・ジェームスの暗殺.jpg

           今回のBGMはロス・ロボスの ’ アリゾナ・スカイ’ です。


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