図書館へ行こう⑤ [本・音楽]

高校を卒業して写真学校へ行っていた(1年半で中退)ぼくは夕方から大阪ミナミの宗右衛門町の近くにあった知り合いのやっているジャズ喫茶でバイトをしてました。その店は当時いっぱいあったジャズ喫茶とは違ってジャズボーカルのレコードだけを流していました。ぼくの仕事はウエイターとレジとレコードをかける事でした。場所柄お客さんは同じビルの中にあるクラブのホステスや近くの大きなキャバレー「メトロ」のダンサーとかで、あるダンサー(男)なんか来るたんびに「もりちゃーん」とかいいながらレジに立っているぼくのお尻を触って行きます。やめてーや、とよー言わんぼくは照れ笑いするだけの18歳でした。そんな店でジャケットが好きでよくかけていたレコードを図書館のCDで見つけた時は嬉しかったです。という事でまた図書館で見つけた宝物シリーズです。

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これはジャズボーカルの女王のエラ・フィッツジェラルドとジャズボーカルの元祖ルイ・アームストロングがデュエットしてるレコード「エラ アンド ルイ」です。ふたりとも独特のスキャットや歌い方ですごい人気者ですがぼくはこの頃のわりと普通に歌っているほうがかっこええので好きです。(1956年録音)



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これはもう有名なペギー・リーの「ブラック・コーヒー」です。(1953,56年録音)ペギー・リーは白人で美人でちょっと気だるい雰囲気がなんかわからんけど、ええなぁ、と思ってました。あれから50年近くたったいま聞いてもなんやわからんけどやっぱりかっこよかった。


ということで今回のBGMはもちろんペギー・リーの " ブラック・コーヒー "です。どうでもええ話ですけどぼくは濃いコーヒーにミルクと砂糖を入れて飲むのが好きですが、最近は3回に1回はブラックで飲むようになりました。やっとペギー・リーがわかるようになったんか、いや、ただ歳いってあっさりしたもんがええようになっただけやで。





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日下潤一

いいですね。ジャケットシリーズ、おもしろい。アーコさんのスーボンと同じ頃、私はファイブスポットでボーイをしていました。バーテンにチェリーをもらったり、コーヒーをドロップで代わりにいれたり、満員になったら、フリージャズをかけて客を追い出したりしていました。店長がコンポラというファッションですかしていました。地下にはけっこう薬をやっている客がいました。地下の壁にムロさんというひとが絵を描いていました。いまどうしているんでしょうか。
by 日下潤一 (2014-04-06 23:08) 

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