ボビーとジョニー [本・音楽]

ジョニー・ウィンターが亡くなった。28年ぐらい前、ぼくは家族(といってもヨメと犬2匹)を大阪に残して東京の西小山の古い木造のアパートに独りで住んでいた。東京でやっていけるかどうか、とりあえずひとりで上京したのである。部屋にはステレオも何もなかったので友人が小さなラジカセを貸してくれた。いつもFEN(極東米軍放送)ばっかり聞いていた。J-WAVEはまだない。ある日、渋谷にあったWAVE(やったと思う)に行ってジョニー・ウィンターとルーベン・ブラデスのカセットテープを買いました。なんでジョニー・ウィンターを買ったのか、きっと東京生活がキツかったんやと思います。今でもしんどい時にはジョニー・ウィンターを大音量で聞きたくなります。別の日、有楽町へ仕事に行った帰りに駅のなかで安いカセットテープを売っていたので、ホール・アンド・オーツのアポロシアターのライブを買いました。ずっとこの3本のテープばかり聞いてました。そのうちホール・アンド・オーツのテープはブヨヨーンと伸びて聞けなくなってしまいました。半年がたちぼくは逃げるように大阪へ帰りました。あらためて家族(ヨメと犬1匹)と一緒に東京へ出てくるのは1年ぐらいあとです。

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ボビー・ウーマックも亡くなった。70年代の初め兄のやってた画廊を手伝ってた頃、よくボビー・ウーマックを聞いていた。それまで聞いていたブルースやR&Bとはちょっと違ってなんか都会的なかっこよさがあった。これがソウル・ミュージックや!と思った。どうでもええ話やけど20年ぐらい前に東京公演を見に行ったあとソウル好きのミュージシャンの友人に会った時、ボビー・ウーマックに弟おるねんなぁー、メンバー紹介の時、ブラザーなんとかかんとか、言うとったで。と言ったら、ちゃうちゃう、黒人は仲間のことはみんなブラザー、ブラザー、言いよんねん。と言われた。けどそれからしばらくして、ウーマック&ウーマックというボビー・ウーマックの弟とサム・クックの娘さんの夫婦デュオがいてること知りました。どないやねん。今回のことがあってボビー・ウーマックのこと調べてたらなんと彼はぼくと誕生日が一緒なんです(年は4つ違い)。めっちゃ嬉しいです。今まで誕生日いっしょなん誰、と聞かれても山本リンダや、とよう言わんかったけど、これからはボビー・ウーマックや!て言える。けどぼくのまわりでは、おーっ、とか言われるやろけど、一般的には山本リンダの方が受けるかな。

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今回のBGMはやっぱりジョニー・ウィンターのアルバム「ギター・スリンガー」から “ キス・トゥモロー・グッバイ " です。30年近く前のカセットテープがちゃんと鳴るんやろか?と心配したけど、えらいもんや、ちゃんと鳴ってる、泣いてまううううう。





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日下潤一

ブログ更新していますね。そろそろかなと思ってました。後はメールします。Womack & Womackの名曲、Love Wars、T.K.O.、他にもありますね。Johnny Winterテープ鳴りましたか。すごいですね。私は今、ハウス・ミュージックの面白い本のことを調べております。
by 日下潤一 (2014-07-31 23:09) 

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